エクセルを用いて小規模博物館や資料館に向けた資料台帳、そして業務日誌の様式を作成しました。改変自由、無料で使えますので、ご活用いただければと思います。
1.概要
この「民俗資料参考台帳」は、日本学術振興会科学研究費助成金基盤研究(C)「民俗資料」の収集保存基準と検索名称の開発:工場部品から日記まで(23K00959)によって作成したものです。想定する利用者は、資料台帳が未作成あるいは既存の台帳の改善を検討している小規模博物館や学芸員不在の資料館です。利用にあたって、あるいは概観して過不足や改善点に気付かれた場合は連絡をくだされば幸いです。
2.特徴
この台帳の特徴は、1)民俗資料を立体物・文書・写真・メディアの4つに分けたこと、2)各台帳の記載事項を基礎情報・保存活用情報・研究情報・館内情報と大区分を設けたこと(構造化したこと)、3)従来は備考に記されていた様々な事柄をそれぞれの事項に分けて記載すること、4)展示や利活用ならびに保存場所の変更など受入や登録後に生じる事象についても記載すること、5)資料に関する情報のなかに現れる個人情報を別記すること、などとなっています。なお、入力にあたっては「統計表における機械判読可能なデータ作成に関する表記方法」(総務省2020 pdf895KB)に従うことを前提としています。
3.改訂と著作権
この台帳(の様式)の著作権は作者の宇仁義和に帰属します。台帳(の様式)の販売や有償での提供は禁止しますが、インターネット公開して広く無料で利用に供するものです。利用者による改編は自由であり、利用に当たっては作者の表示も求めません。台帳(の様式)は作者による改訂を随時をおこないます。そのため、バージョン表示としてファイル名の末尾に6桁の改訂年月日を付記しています。最初のバージョン表記は250806です。
民俗資料参考台帳_250806.xlsx
1.概要
この「小規模館用業務日誌」は、特定の予算によらず作者が長年課題としてきた「学芸員の活動アーカイブ」の具体的実践方法として作成したものです。想定する利用者は、小規模博物館や学芸員不在の資料館です。利用方法は学芸員や職員1人につき1ファイルを使用します。編集権限は1ファイルにつき記載者1人のみとし、他の職員は閲覧のみ可能とする形式を想定しています。実際の利用にあたっては、クラウドのスプレッドシートに移植することも考えられるでしょう。利用にあたって、あるいは概観して過不足や改善点に気付かれた場合は連絡をくだされば幸いです。
2.特徴
この業務日誌の特徴は、1)個人ベースの日誌であり職員1名が1ファイルを占有すること、2)エクセルを用い1行を1日にあて1シートで1月分としたこと、3)記載内容を資料と調査および特記事項・質問関連・応対関連・その他の4つに分けたこと、4)質問数と対応数について自動集計としたこと、などとなっています。自動集計は質問はQの数、対応はVの数をカウントしています。なお、入力にあたっては「統計表における機械判読可能なデータ作成に関する表記方法」(総務省2020 pdf895KB)に従うことを前提としていることを申し添えます。
3.改訂と著作権
この業務日誌(の様式)の著作権は作者の宇仁義和に帰属します。業務日誌(の様式)の販売や有償での提供は禁止としますが、インターネット公開して広く無料で利用に供するものです。利用者による改編は自由であり、利用に当たっては作者の表示も求めません。業務日誌(の様式)は作者による改訂を随時をおこないます。そのため、バージョン表示としてファイル名の末尾に6桁の改訂年月日を付記しています。最初のバージョン表記は250801です。
小規模館用業務日誌_250801.xlsx