研究室概要:北海道オホーツク地域は、世界自然遺産・知床をはじめとする豊かな自然環境が世界中の人々を魅了している。この豊かな自然環境の保全と活用を考えることは、持続可能な社会づくりにつながっているが、自然、経済、社会は相互に関連しており、SDGsとして国際社会共通の課題となっている。本研究室では、自然資源の価値の可視化や地域企業の環境経営の分析、また環境保全活動推進の合意形成などヒトと自然環境資源の関係も含め様々な環境情報を活用して持続可能な社会づくりの実現に向けた研究に取り組んでいる。
キーワード:北海道の大自然、自然との共生、環境情報、持続可能な社会づくり、SDGs
氏名 | 職階 | 研究テーマ |
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笹木 潤 | 教授 | - 地域産業の経済波及効果の分析 - エコツーリズムとグリーンツーリズムの研究 |
小山田 晋 | 准教授 | - 環境倫理学 - 合意形成 - ゲーミング・シミュレーション |
坂田 圭子 | 助教 | - 連結会計 - 地域企業の分析手法 |
研究室概要:観光は自然・景観、文化、食、イベント・祭、伝統・慣習、温泉、人など幅広い領域が資源となり、地域活性化に寄与する。また、近年は「見る」観光だけでなく「体験する」「学習する」観光も盛んに行われている。ここ北海道・オホーツク地域は知床に代表される豊かな自然、アイヌの伝統文化、豊富な食材、参加できる祭、各地・各種の温泉、地元農林水産業との連携でできる種々の体験活動や学習活動、そこでの地元民との交流など観光資源が満ちている。本研究室は、このような豊富な観光資源を生かして、自然環境と調和したツーリズムビジネスの創出の他、農林水産業と観光の連携に関わる研究を通じて、地域活性化に役立つ取り組みを実践する。
キーワード: 世界自然遺産、地域資源、体験型観光、マーケティング、エコツーリズム、ホエールウォッチング
氏名 | 職階 | 研究テーマ |
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野村 比加留 | 准教授 | - 地域活性化におけるマーケティングの役割の研究 - 観光マーケティング - マーケティングの歴史的研究 - ソーシャル・マーケティング |
小林 駿 | 助教 | - 海棲哺乳類学 - 行動生態学 - 保全生態学とエコツーリズム |
研究室概要:企業の経営・管理・分析を行うためには、商品開発から流通、マーケティングに至る一体的な取り組みを論理的に理解することが求められる。特に企業は持続的な経営にむけて、地方創生やSDGsへの寄与を意識していくことが求められており、地域資源を活かした商品開発のみならず、製造業・流通業・サービス業・観光業・金融業等にわたる異業種連携や地域連携(都市と地方、地方と地方の連携)などを通じて、社会課題解決にコミットしていくなかで、企業価値を高めていくことが重要となる。本研究室では自然資源を含む地域資源や風土を活用した新商品開発や異業種連携、地域連携を通じて、企業の持続可能な発展や企業価値向上を追究する。
キーワード:商品開発、ビジネスモデル、組織運営、企業分析、企業価値、異業種連携、地域連携、未利用資源、地方
創生、サステナビリティ
氏名 | 職階 | 研究テーマ |
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上田 智久 | 教授 | - 地域活性化のためのイノベーション研究 - 地域企業における競争力分析 |
松村 広志 | 准教授 | - 管理会計 - マネジメント・コントロール |
小川 繁幸 | 准教授 | - 地域経済学 - 異業種連携 |
研究室概要:農林漁業においては担い手不足が深刻化しており、持続的な経営の展開に向けて、従来の農林漁業の枠にとらわれない新たなビジネスモデル(加工品開発、観光農園、農家漁家レストラン・カフェ、輸出などの6次産業化)や起業活動を通して独創的な経営が展開できる経営者の育成が求められている。上述の時代的要請に応えるため、本研究室では東アジア農業の創生をも含めたより広い視野から、地域資源を有効活用した新たなビジネス創出や人材確保・育成に関する新規就農対策としての地域農業マネジメントのあり方をめぐる教育・研究を行っている。
キーワード:ビジネスモデル、起業、アグリビジネス、6次産業化、新規就農対策、地域農業マネジメント