2004年８月に訪問したノルウェーとストックホルムの旅行情報です。読み物としては北方圏センターが発行する『季刊・北方圏』129号（2004）に「ノルウェーのクジラと捕鯨を巡る旅」と口絵グラビア「捕鯨の国ノルウェー」として発表したものです。具体的な旅行情報も紹介します。（固有名詞の表記を改訂 2021.1.25）訪問地は、オスロ Oslo、ドラーメン Dramen、テンスベル Tønsberg、サンデフヨル（サンデフィヨルド） Sandefjord、ベルゲン Bergen、ヌーラン県チョッタ Tjøtta i Norland、ロフォーテン諸島 Rofoten、ストックホルム Stockholmで、小川鼎三『鯨の話』（中央公論社）で紹介されたヴェストフォル県立博物館やストックホルム自然史博物館、Ｅ・シュライパー『鯨』（東京大学出版会）で「もっとも古い鯨類の絵」として紹介のあるロドイ Rødøy の岩壁、スコゲル通 Skogerveien の岩絵を訪ねてきました。 写真：捕鯨者の像（サンデフヨル）
インターネットのノルウェー情報は当然ですが圧倒的にノルウェー語が多く、英語での検索では十分な結果が得られません。地名などはノルウェー語で検索されると良い結果が得られますので、あえて原語を記載しています。なお、岩絵は英語ではペトログリフ petroglyph、ノルウェー語では helleristningerです。岩絵の場所を探すには、現地で求めた文献が役立ちました。
Anders Hagen. 1976. Berg kunst. J.W. Cappelens Forlag. Oslo.
ノルウェーの岩絵の案内書。おもな遺跡の場所と住所が一覧できる。
Einar Wexelsen. n.d. Norsk hvalfangst i forhistorisk tid. Sandefjordmuseene Årbok 1981-86, 49-67. Sandefjordmuseene.
ロドイとスコゲル通の写真がある。サンデフヨル捕鯨博物館の研究紀要。他にスベン・フォインの手帳を含む捕鯨具特許、南極の捕鯨者の墓の論文などを収録。
本文とグラビア