日本きのこ学会 第16回大会
実行委員長あいさつ
平成24年9月5~7日に日本きのこ学会第16回大会は、東京農業大学世田谷キャンパスにおいて開催いたします。
昨年、わが国は東日本大震災を経験し、その復興は未だ緒についたばかりです。さらに、震災によって発生した東京電力福島第一原子力発電所の事故により飛散した放射性物質により、東北のみならず、本州の多くの都道府県がその被害を受けています。特に、わが国の7割の原木を供給していた福島県の被害は甚大であり、このままでは日本のきのこ栽培は壊滅してしまいかねないとの懸念が生産者に広がっています。今こそ、我々研究者の知恵を結集して、この難局に当たらなければならないと考えています。
そのような状況を踏まえ、シンポジウムでは「きのこと放射線の問題」を取り上げてさまざまな角度から検討する企画を考えました。
また、特別講演として、公益社団法人日本木材保存協会会長、京都大学名誉教授 今村祐嗣先生 を迎えて、「木材保存の現状と最近の話題」についてご講演いただくこととしました。
会場は昨年竣工したばかりの新1号館を準備いたしました。最新のAV機器を整えておりますので、皆様の発表にも力が入ることでしょう。さらに、懇親会は新宿に移動し「ハイアットリージェンシー東京」で旬のきのこ料理をふんだんに使ったお料理をご用意させていただく予定です。多数の皆様が奮ってご参加下さいますようご案内申し上げます。
日本きのこ学会 第16回大会
大会委員長 飯 島 倫 明