「「民俗資料」の収集保存基準と検索名称の開発:工場部品から日記まで

横浜フォーラム2023「フランスから考える民俗資料の収集保存と活用方法」【終了しました】

開催の概要

斜里町立知床博物館 農業資料等収蔵施設(旧朱円小学校校舎) shiretoko museum shuen storehouse

開催報告
日時:2023年10月31日(火)13:15–16:50
主催:民俗資料保存活用研究会
対象:博物館関係者および一般(講演や質疑応答はすべて日本語です)
会場:日本新聞博物館(横浜市中区)イベントルーム教室およびZoom中継
定員:対面40名(事前申込制、9/1開始)およびZoom300人
料金:会場参加400円(入館料)、Zoom参加無料
Zoom:ミーティングID: 816 0929 2245 パスコード: 155548
    https://us02web.zoom.us/j/81609292245?pwd=M1RpaUVaWHpQbnRWVVNGRTBSaUNjdz09

 本研究は科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)基盤研究C「民俗資料」の収集保存基準と検索名称の開発:工場部品から日記まで(課題番号:23K00959)の助成を受けおこなわれる。

当日の日程

alice berthon ベルトン氏近影

13:00    開場
13:15–13:25 問題提起「あふれかえる民俗資料の未来」
        宇仁義和(東京農業大学オホーツクキャンパス)
13:25–13:55 報告1「民俗資料の収集と保存に関する小規模地方博物館の状況」
        持田誠(浦幌町立博物館)
14:00–15:30 講演「フランスの博物館と民俗資料の収集保存と活用」
        アリス・ベルトン(グルノーブル・アルプ大学)
       1)フランスの博物館制度と関連法令
       2)フランスでの民俗資料コレクションへの考え方や保存の方法
       3)フランスの用具製品の保存と活用の現状と課題、今後の方向性
15:40–16:10 報告2「民俗資料の情報化とデジタル保存の可能性」
        本間浩一(慶應義塾大学システムデザイン・マネジメント研究所)
16:15–16:45 総合討論
16:50    退室

開催の目的

 電化製品や大量生産品、その他の生活資料や産業資料を含んだ「民俗資料」は、学術的な評価が得られず死蔵につながりやすく、一部で資料の廃棄や譲渡が始まっている。このなかから用具製品に焦点を当て、フランスの状況を参考比較にしつつ、博物館での収集保存と活用のあり方について考えていきたい。地方博物館や小規模館による連携と役割分担、複数館の学芸員の機能分化が実現する未来を構想しつつ。

講師の紹介

 アリス・ベルトン Alice Berthon(グルノーブル・アルプ大学 Université Grenoble Alpes 講師)
 パリ第10大学でギメ美術館とケ・ブランリの日本コレクションに関する論考で修士号、国立東洋言語文化研究所(INALCO)で「Le Japon au musée. Le Musée national d’ethnologie et le Musée national d’histoire et de folklore : histoire comparée et enjeux」(博物館における日本 国立民族学博物館と国立歴史民俗博物館:歴史と課題)で博士号を取得した。日本には幼少期と大学院生時代など通算4年滞在経験がある。現在は富山県をフィールドに文化教育政策と地域博物館の関係を研究中。
開催要項pdf版

問合先・申込 099-2493 北海道網走市八坂196東京農業大学生物産業学部
博物館情報学研究室 宇仁義和(うに・よしかず) unisan@m5.dion.ne.jp
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