ABOUT US

「酵母多様性生物学・分類学研究室」は公益財団法人発酵研究所の寄付講座助成により、 2020年10月に東京農業大学農生命科学研究所に設立されました。 本研究室の研究課題は「全ゲノム塩基配列に基づく酵母の高次分類体系の再構築および発酵・醸造に重要な酵母のタイピングに応用できる高解像度の実用的同定識別システムの確立と応用」です。分類学を基軸に、ゲノム解析等先端技術をはじめ、遺伝学や生態学等生物学の各分野と協力して研究を行います。メタゲノム解析等に用いられる塩基配列に基づく系統分類の骨格と各分類群を特徴づける表現型が調和した分類体系の構築を目指します。そして、酵母の生理や環境適応などを含む生物多様性の研究の発展に貢献することを目的とします。

NEWS & TOPICS

  • 2023年 12月 6日  青木さんと小林さんが第46回日本分子生物学会年会で発表しました。           青木さんの発表題目「マグネシウムの添加により促進するTrichosporon asahiiの           菌糸生長と遺伝子発現」、小林さんの発表題目「全ゲノム情報に基づいた担子菌酵母の           変異と種分化の解析」
  • 2023年 11月 27日  高島先生、青木さん、小林さんがISSY37(国際酵母学会)で発表しました。            小林さんは口頭発表を行いました。高島先生の発表題目「Investigation of            characteristic orthologs of Ascomycota and Basidiomycota: insights            from principal coordinate analysis」、青木さんの発表題目「Hyphal growth            in Trichosporon asahii is induced by the addition of magnesium」、            小林さんの発表題目「Intrageneric genomic relationship and evolution of            non-model Basidiomycota yeasts based on chromosome-level genome            assemblies」
  • 2023年 10月 7日  青木さんが第67回日本医真菌学会で発表しました。題目「マグネシウムの添加により           誘導されるTrichosporon asahiiの菌糸生長」
  • 2023年 10月 5日  小林さんのCutaneotrichosporon cavernicolaのゲノムに関する研究成果が           BMC Genomics誌に受理されました。題目「Chromosome-level genome           assemblies of Cutaneotrichosporon spp. (Trichosporonales, Basidiomycota)           reveal imbalanced evolution between nucleotide sequences           and chromosome synteny」
  • 2023年 9月 7日  微生物資源の整備と利活用の戦略「第2節 真菌の命名と系統分類に関する課題」が            NTS社から出版されました。
  • 2023年 6月 22日  青木さんが日本微生物資源学会第29回大会で発表しました。題目「マグネシウムの            添加によって伸長するTrichosporon asahiiの菌糸と細胞小器官の動態変化」
  • 2023年 6月 9日   発酵研究所の第17回助成研究報告会で寄附講座の中間報告を行いました。
  • 2023年 5月 27日  小林さんが日本菌学会第67回大会で発表しました。題目「担子菌酵母            Cutaneotrichosporon cavernicolaにみる塩基配列と染色体構造の変異速度」
  • 2023年 5月 18日  国際共同研究の論文がStudies in Mycology誌に受理されました。題目「A genome-            informed higher rank classification of the biotechnologically important fungal            subphylum Saccharomycotina.」
  • 2023年 4月 11日  青木さんのTrichosporon asahiiに関する研究成果がMicrobiology Spectrum誌に            受理されました。題目「Hyphal growth in Trichosporon asahii is accelerated            by the addition of magnesium」
  • 2023年 3月 16日  小林さんが日本農芸化学会2023年度大会で発表しました。題目「ゲノム情報に基づい            た担子菌酵母Cutaneotrichosporon cavernicolaの種分化の解析」
  • 2023年 3月 6日   公益財団法人発酵研究所 学会•研究部会助成 駒形和男先生追悼公開シンポジウムが            開催されました。
  • 2022年 11月 30日  青木さんが第45回日本分子生物学会年会で発表しました。題目「Trichosporon            asahiiの菌糸の初期生長に関わる因子群の解析」
  • 2022年 11月 1日   高島先生の総説がMed. Mycol. J.にアクセプトされました。題目「Taxonomy of            pathogenic yeasts Candida, Cryptococcus, Malassezia, and Trichosporon:            Current status, future perspectives, and proposal for transfer of six Candida            species to the genus Nakaseomyces.」
  • 2022年 10月 1日   青木さんが第66回日本医真菌学会で発表しました。題目「マグネシウムの添加は、           Trichosporon asahiiの菌糸の初期生長を早める」
  • 2022年 8月 1日   小林裕樹さんが博士研究員として研究室に加わりました。
  • 2022年 7月 26日   青木さんが東京農業大学大学院バイオサイエンス専攻において細胞分子機能科学特論I           の特別講義を行いました。
  • 2022年 7月 12日   高島先生と青木さんがISSY36(国際酵母学会)で発表しました。           高島先生の発表題目「Investigation of the orthologs that characterize           Ascomycota and Basidiomycota」青木さんの発表題目「Hyphal growth of           Trichosporon asahii is accelerated by the addition of magnesium」
  • 2022年 4月 1日   金子嘉信先生が客員教授として研究室に加わりました。
  • 2022年 3月16日   分子微生物学科田中研の修士過程の栢森綺音さんが、日本農芸化学会において           「Cutaneotrichosporon cavernicolaの交配遺伝子座の解析」という題で口頭発表を            行いました。
  • 2022年 2月10日   高島先生が第200回酵母細胞研究会例会において「The Yeast第5版以降の酵母            の分類:この10年の進捗、現在の問題、およびその解決にむけて」という題で口頭            発表を行いました。
  • 2021年12月17日  青木さんが東京農業大学大学院分子微生物学専攻において微生物機能科学特論IIの特別            講義を行いました。
  • 2021年12月 1日   青木さんが第44回日本分子生物学会年会において「担子菌酵母の多様性を表す            新規核表現型の研究」という題でポスター発表を行いました。
  • 2021年10月29日  高島先生が第65回日本医真菌学会総会・学術集会 真菌症フォーラム2021において、            「菌名を決めるための3つの要素」という題で口頭発表を行いました。
  • 2021年 5月13日   本講座のキックオフシンポジウムが開催されました。(→要旨集)
  • 2021年 4月 1日   青木敬太さんが研究室に加わりました。
  • 2020年10月 1日   黒川裕菜さんが研究室に加わりました。
  • 2020年10月 1日   公益財団法人発酵研究所の寄付講座助成により、「酵母多様性生物学・分類学研究室」            が東京農業大学農生命科学研究所に設立されました。