1891年の創設以来動物植物全てに関わる 総合科学を扱う大学です。現在、生命、食料、環境、健康、エネルギー、地域創生に挑む6学部23学科の緑と生命を科学する大学として社会に貢献する人材を送り出しています。
~東京農業大学は、1891年に農学を学問基盤にして設立されたユニークな大学で、118年の歴史があります~
東京農業大学び生物リソースセンターは(前身、菌株保存室は学内で研究された微生物株を中心に収集と保存する専門機関として1960年に設置されました。
さらに本センターは主として日本の、そして東南アジア各国(1990年以前)の伝統発酵食品に生息する微生物、特に乳酸菌の収集・保存を専門に行なっております。
これらの地域の伝統発酵食品は植物が原材料であり、それらを生息地とする乳酸菌[=植物質由来乳酸菌(plant origin lactic acid bacteria)]を5,000株以上収集・保存しております。
本センターは植物質由来乳酸菌を専門に扱う世界で最大の研究機関でもあります。本センターは乳酸菌の他、発酵食品や醸造食品に関係する酵母やカビ、食品変敗や汚染に関わる微生物も多数保存しております。
公開している1,492株の内訳は、細菌1,020株、カビ130株、酵母342株であります。また保存株のうち、552株が乳酸菌です。本センターまたは本学関係者の分離した東京農業大学オリジナルの乳酸菌株も保存しています。
保有乳酸菌は条件を整えた上、研究用に提供して、乳酸菌研究の発展に役立ててもらっております。本センターで保存する微生物株が皆様の研究や開発に少しでもお役に立つことを願っております。