全国大学博物館学講座協議会(全博協)東日本部会は、おもに私立大学の学芸員養成課程で構成される全博協に加盟する大学のうち、北海道、東北、関東、東京、甲信越の地域の大学が任意加盟している団体です。2025年4月現在の加盟校は65校です。東日本部会では、総会と研修会を合わせて大会として開催するほか、学芸員養成課程の向上を目指す研究に対する助成事業をおこなっています。2025–2026年度の会長校は東京女子大学です。なお本会の年度は10月から翌年9月までとなっています。
→加盟大学一覧
【2026年度の大会】
東京農業大学生物産業学部(北海道網走市)で2026年11月に開催の予定です。
【2025年度の大会】


総合討論では植物園の博物館が話題となりました。実習事例報告では女房装束(いわゆる十二単)の着付けの実演もありました
学習院大学(東京都豊島区)を会場に2025年11月8–9日(土日)に開催となりました。
研修会は11月8日(土)に「学芸員課程の特色ある授業・実習とその理想」をテーマに基調講演2本、事例報告4本という盛りだくさんな内容で実施されました。
○基調講演Ⅰ
「博物館法の改正と学芸員制度・学芸員養成」浜田 弘明 ⽒(桜美林大学 教授)
○基調講演Ⅱ
「霞会館記念学習院ミュージアムのリニューアルオープンについて」長佐古 美奈子 ⽒(霞会館記念学習院ミュージアム 学芸員)
○事例報告
「女房装束の着装を通じた授業の実演」田中 潤 ⽒(学習院大学 非常勤講師)
「大学博物館が担う博物館実習の実例」具嶋 恵 ⽒(国際基督教大学 湯浅八郎記念館 学芸員)
「博物館実習でツバキ園をつくる活動」杉山 立志 ⽒(東京農業大学 教授)
「8K文化財を利用しての授業実例」 皿井 舞 ⽒(学習院大学 教授)


ポスター発表は研修会場近くで休憩場所を兼ねており見学者が多くありました。見学会は小雨交じりのためか建物は美しく見えました
昨年に引き続き学芸員養成課程の授業実践のポスター発表の場を設けました。掲出したのは、東京農業大学生物産業学部、弘前学院大学、大東文化大学、和洋女子大学の4校からの参加者4名でした。
見学会は11月9日(日)に学習院大学見学ツアーでした。霞会館記念学習院ミュージアムで開催中の特別展「貞明皇后と華族」と常設展を観覧したのち、キャンパスの登録有形文化財の校舎を巡りました。
→【過去の大会】
2025年度の研究助成の対象者は下のとおりです。
対象者:中島⾦太郎氏(江⼾川⼤学メディアコミュニケーション学部 講師)を中心とする研究グループ
課題名:博物館収蔵資料の三次元計測・公開技術の検討および学⽣指導⽤教材の作成
助成額:30万円
→過去の研究助成
親会サイトはこちら
全国大学博物館学講座協議会(全博協)公式ページ
【このページの問合先】
ウェブサイト担当者:宇仁義和(うに・よしかず)
e-mail: zenhakue@gmail.com
099-2493 北海道網走市八坂196
東京農業大学生物産業学部
博物館情報学研究室 教授
Tel: 0152-48-3857/ Fax: 0152-48-2766