全国大学博物館学講座協議会(全博協)東日本部会は、おもに私立大学の学芸員養成課程で構成される全博協に加盟する大学のうち、北海道、東北、関東、東京、甲信越の地域の大学が任意加盟している団体です。2024年10月現在の加盟校は67校です。東日本部会では、総会と研修会を合わせて大会として開催するほか、学芸員養成課程の向上を目指す研究に対する助成事業をおこなっています。2023–2024年度の会長校は東京農業大学生物産業学部、副会長校は東京女子大学です。なお本会の年度は10月から翌年9月までとなっています。
→加盟大学一覧
【今年度の大会】
帝京科学大学西東京キャンパス(山梨県上野原市)を会場に2024年12月21–22日に開催です。動物園が主題になります。
【来年度の大会】
学習院大学(東京都豊島区)での開催を予定しています。
【昨年度の大会】
2023年11月25–26日に成城大学(東京都世田谷区)を会場に開催されました。
研修会は「文化財保護法改正後の文化財政策の展開と学芸員養成の課題」と題して下の講演や報告がおこなわれました。
○基調講演
「共生する文化と観光 ―価値協創の時代―」 中尾智行 氏(文化庁参事官(文化拠点担当)付 博物館支援調査官)
○事例報告
「『明日の日本を支える観光ビジョン』後の博物館・学芸員―山梨県立博物館の事例―」 丸尾依子 氏(山梨県立博物館 学芸員)
「文化観光と学芸員課程 ―千葉経済大学の事例から―」 菅根幸裕 氏(千葉経済大学 教授)
○基調講演で紹介された資料についてリンクしておきます。
・共生する文化と観光―「文化観光推進法」の成立と取り巻く議論 ― | 文化遺産の世界
・1999 International Cultural Tourism Charter
・博物館・美術館運営における民間活用(上)〜収益構造にみる各施設の運営状況〜|レポート・コラム【株式会社三井住友トラスト基礎研究所】
・公共施設に関する住民意識調査(平成26年度版)〜9割の住民が公共施設の再編成に賛成。不便になっても許容できるとの回答も9割〜 | 調査研究レポート | 日本政策投資銀行(DBJ)
・2023年度全国博物館長会議(第30回)「ミュージアムDX 課題と展望」2023.7.5 pdf 7.0MB
最後の資料には中尾氏作成の「地方教育費調査のグラフ」が掲載されています(36p)。社会教育施設や文化財保護費のなかで博物館の予算の減少が著しいことが一目でわかる衝撃的なグラフです。
→過去の大会
今年度分は決定ずみです。
→研究助成
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全国大学博物館学講座協議会(全博協)公式ページ
【このページの問合先】
事務局(会長校担当者):宇仁義和(うに・よしかず)
e-mail: zenhakue@gmail.com
099-2493 北海道網走市八坂196
東京農業大学生物産業学部
博物館情報学研究室 教授
Tel: 0152-48-3857/ Fax: 0152-48-2766