2013/8/8~8/9
我々「広域環境情報学研究室」は8月8日、9日に亘り研修旅行ということで水資源機構群馬県群馬用水管理所及び埼玉県利根導水総合事業所を見学させていただきました。
研修先でお世話になりました水資源機構群馬県群馬用水管理所及び埼玉県利根導水総合事業所の方々に改めて感謝申し上げます。
なお以下に本研修に参加した学生の感想文を掲載いたします。
3年 佐藤 夏実 【2013年度研修旅行 事後レポート】
私たち環境情報学研究室員一同は8月8日、9日の二日間にわたり群馬県前橋市にあり水資源機構が管理する群馬用水管理所と埼玉県行田市の水資源機構が管理する利根導水総合事業所を見学しました。近頃ゲリラ豪雨が頻発しておりそれに伴う河川の増水による被害を身近に感じていたため、取水施設などに対する興味は大きいものでした。
[群馬用水施設・榛名流状安定施設]
初めに綾戸取水口で水源と取水施設の運用等についての説明を受けました。
開水路を主体としている群馬用水施設では、取水口で取水した水が各分水口に到達するまで数時間(幹線水路末端までで6時間前後)を要するそうで、水路下流部で急に増量が必要になった場合も数時間待たなければならないために流況安定施設を設置しており榛名流況安定施設は1万7千m3(25mプール70個分)の容量を持っているそうです。
このように膨大な施設面積がある榛名流状安定施設ですが見学しに行くと施設の周り一面の草丈が短くきれいに揃えられておりどのように管理しているのですかと聞いたところ、ヒメイワダレソウという一定以上草丈を伸ばさず雑草の生育を妨げてくれるカバープランツを植え、除草の経費削減をしているとのことでした。
[利根導水総合事業所]
利根導水の操作室では利根大堰で取水した水がどのように流れていくかを実際に使用しているモニターを見ながら説明を受けました。また武蔵水路では職員の方に実際に説明を受けながら半川締切工法などの説明を受けました。河川を半分ずつに区切り片方は水を通しながらもう片方で施工していく工法なのですが海外からの視察が来るほどの工法だそうです。半川締切工法で実際に施工された川を見ることができました。
最後になりましたが、猛暑の中でも私達に数多くのことを教えてくださった群馬用水管理所と利根導水総合事業所の皆様には心よりお礼申し上げます。
(三年 佐藤 夏実)
研究室所在
東京農業大学地域環境科学部生産環境工学科
ジオデータサイエンス研究室(旧広域環境情報学研究室)
2012/11/2~11/4
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