デスクトップ画面の下辺にあるメニューバーからCommand Line windowをクリック。
>select all
>spacefill
>color cyan
>color chain
>select gnp
>color magenta
この形と、次のEF-Gの形を比べてみる。
次にEF-Gの構造ファイル(1DAR(EF-G).pdb)をひらく。
>select all
>spacefill
>color cyan
>select gdp
>color magenta
Shiftキーを押しながら、左ボタンを押しながらマウスを動かすと分子モデルの拡大・縮小ができる。
<問題>さて二つの構造を比べて何がわかっただろうか。
EF-Tu+tRNAの構造とEF-Gの構造は非常に似ていた。これは、EF-GがEF-Tu+tRNAの形を擬態していると考えられる。すなわち、EF-Tuに結合したtRNAはリボソームのA部位に結合する。これは、A部位がtRNAとちょうどフィットする形になっていると考えられる。EF-Gが擬態をすることでA部位にはまりこみ転位を進めていることが予想される。
擬態は、生物界ではよく見られる現象である。昆虫でも、葉にそっくりな蝶や、枝にそっくりな虫、カメレオンの体色変化も擬態の一種である。
EF-GはtRNAの形をタンパク質でまねることにより、リボソームをだまして結合していることになる。
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