| 日本健康医学会 Japan Health Medicine Association |
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理事長挨拶 日本健康医学会理事長 野尻雅美 健康医学はすべての人々の健康と幸福の実現を目指します。それはQOL-Promotion(Health Promotionを含む)を推進することです。そのための基礎研究と応用研究をするための学会が日本健康医学会です。その理念と概念は当学会の設立者である初代理事長の野田喜代一先生が設立時の1991年に提示されました。前項でご確認いただけたと存じます。学会誌の表紙の裏にも書かれてあります。 そこで最初の理事長挨拶として、この学会のキーワードである「健康」のとらえ方、「健康」の定義について私の考え方を示し、日本健康医学会の今後の方向性を示してみたいと思います。 私の健康観は大多数の学者がそうであるようにWHOの健康の定義に準拠しています。これに地球環境の視座を加え発展させ、1991年の第1回日本健康医学会にて「生態的健康観」として発表しました。これは20世紀末に発信した21世紀に向けての健康観です。今もいきいきと生きています。 生態的健康観とは健康を3重構造として理解するものです。それは1.生理的健康観、2.生活的健康観、3.生存的健康観から構成されます。これらを一言で説明しますと、1.はホメオスターシスであり、2.はQOLであり、3.は地球環境論です。これで大略の理解は得られたかと思いますが、その詳細については原著をご覧になって下さい。 私は高齢者の健康を考える段になって、DownieとTannahillにならい健康座標上の「健康」を「QOL」と言い換えたのです。「健康とはQOLなり」と断言したのですが、その妥当性は担保されています。そうなりますとQOLは健康医学の守備範囲になります。この主張は初代理事長の野田先生の理念と概念に一致します。前理事長の大貫稔先生のお考えとも外れません。 当学会ではこのような健康の理念と概念のもとに基礎研究から応用研究に、更にHealth-PromotionからQOL-Promotionへ向けての多くの研究がなされております。最終目標であるすべての人々の健康と幸福へ奉仕できると確信しています。
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